ゼロからの60坪自然菜園

教本は竹内孝功さんの「これならできる!自然菜園」。無化学農薬、無化成肥料、不耕起、草生栽培で、海や山の自然の恵みを畑に持ち込む自然菜園です。

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☆まとめ コーヒーの豆殻の畑での活用

コーヒー粕の利用についてのメモ。

コーヒーかすこと、コーヒーの豆殻。 職場では、結構な量のコーヒーかすが出ます。何かに利用できないか調べてみました。

神奈川県農業技術センターで詳しい研究成果が公表されています。以下、コーヒーかすの農業利用のページから引用します。

〔特徴〕
・ほぼ99%が有機物で、その多くが炭素成分であり、窒素2%、リン酸0.2%、カリ0.3%程度を含有。
・コーヒー粕の粒子は炭のような多孔質の形態をしており、いったん乾燥させてから使用すると、水分や悪臭物質を急速にトラップする。
・堆肥化時に他の資材と混ぜて使用すると、他の資材から発生する水分や悪臭物質を取り込んで、堆肥全体の性状を良好に保つという傾向がある。
〔問題点]
・コーヒー粕は若干の窒素を含んでいるが、この窒素は微生物によって分解されにくいという特徴がある。
・従って、工場から搬入したコーヒーかすを多量にそのまま施用すると、逆に土壌中の窒素成分が減少して植物が肥料不足になる(窒素飢餓)という現象がみられる。
・コーヒー粕は、発芽阻害物質を含んでいるよう。
・施用前に充分な堆肥化を行うことにより、これらの問題は解消される。

研究成果の検索ページで"コーヒー"を検索ワードにすると、様々な論文がありました。
また、研究報告のページには、「コーヒー粕の作物生育阻害因子に関する研究(138号(1998年3月))」という研究成果が報告されていて、作物別に影響を調べています

〔研究成果〕
・オカラとコーヒーかすから作成した堆肥により、ダイコンのキタネグサレセンチュウ被害が軽減できる。(センチュウ害抑止効果の可能性を示したもので、オカラ・コーヒーかす堆肥のセンチュウ抑止剤としての使用をすすめるものではない。)
・コーヒーかすとリターン(一次発酵物)と少量のコメヌカを混合して、密閉型発酵槽で約15日、通気装置付きの二次発酵槽で約2カ月堆積することにより堆肥化することができた。コメヌカは添加しなくてもほぼ同様の発酵となった。完成した堆肥は、窒素3.8%、リン酸1.6%、カリ1.8%を含んでおり、形状も良好であったが、多量に施用すると作物の生育を阻害する効果がみられた。この阻害物質は土壌中で分解するが、多量施用しないことが必要である。
・野菜屑の堆肥化にコーヒーかすを混合することは有効であり、発酵槽を使わない自然堆積でも発酵が可能であるが、現物重量比で野菜屑の1.5倍以上、乾物重量比で野菜屑の10倍以上のコーヒー粕を混合する必要がある。このため、61日間発酵したものでは、コマツナ栽培試験結果、コーヒー粕に由来する生育障害がみられた。この障害回避には、さらに長期間の二次発酵が必要である。
・コーヒーかすをそのまま施用すると以下のとおり、あまり良くありません
0206-研究 
他にも論文を調べてみました。
cinii_articles_ci_home_j.gif 

・鬼頭 誠 , 奥野 聡子(1999). コーヒー粕マルチ栽培したダイズの生育およびダイズ収穫後すき込み施用した跡地における後作物の生育 日本土壌肥料學雜誌 70(4), 495-504.にコーヒーの詳しい成分が掲載されています。
主要な値では、C/N比は24.8。マグネシウム含量が最も多いようですが、他の資材のデータが手元にないので何とも言えません。
0205-コーヒー成分 
この論文では、コーヒーかすでマルチをしてダイズを栽培し、ダイズ収穫後にコーヒーをすき込んでコマツナを栽培していますが、コーヒーかす施用量の増加に伴いコマツナの生育は著しく抑制されています。また、マルチ施用時だけではなく、すきこんだ場合の雑草防除効果が認められています。
他の論文では、「夏作で、コーヒーかす施用量の増加に伴い、すべての作物で生育量が顕著に低下した秋作以降はむしろ生育量は増大する傾向が認められた」とあります。別の論文で「コーヒーかすの阻害活性は施用後3ヶ月程度で消失する」というものもあります。
論文が異なるので施用量も異なり、一概に比較できませんが、生のコーヒーかすは野菜にとってメリットよりもデメリットの方が大きいようです。


私のコーヒーかすの利用法です。

抑草用のマルチ
草を生やしたくない場所にコーヒーかすを分厚く敷くと、光を遮るので草は発芽しません。コーヒーかすをまいた年は草が伸びて来ませんでした。種が落ちると多分、コーヒーから芽が出て来ると思いますが、現在も取り組んでいます。
今年は、壁際など、草を刈りにくい場所もコーヒーかすマルチをしてみます。
なお、 写真は昨年の様子です。見事な抑草状態です。
0205-コーヒーマルチ 

コーヒーかすボカシ
コーヒーかすをのまま畑に施用すると問題がありそうなので、米ぬかと雑木林のハンペンを混ぜてボカシを作っています。
最初の頃に、こんな白い菌糸が大量に発生して、熱のせいかウネウネ体をくねらすように動いていたのですが…畑に入れて大丈夫でしょうか?
0205-コーヒー堆肥 

畑に入れるとリスクがありそうなコーヒーかすですが、大量のコーヒーかすを畑に入れたら、野菜がとても甘くなり、土も良くなったという意見を聞いたことがあります。おそるおそるですが、ボカシで使ってみます。
それに何だか、この粉末は、いずれ見事な団粒になるような気がしませんか?
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[ 2012/02/06 22:04 ] [ 編集 ]
ありがとうございます
詳しいご説明をいただき、ありがとうございます。
そちらにお邪魔します。
[ 2012/02/07 03:26 ] [ 編集 ]
こんにちは。
初めまして。私も庭で有機栽培しています。ほとんどプランターですけれども。
リンクを貼らせていただきました。
どうぞよろしくおねがいいたします。

コーヒー滓、私もコンポストに入れてます。
[ 2012/02/08 11:45 ] [ 編集 ]
Re: こんにちは。
おじゃまま 様

こんにちは。コメントありがとうございます。

プランター栽培ですか。私には難しそうです。
イメージだけなんですが、プランターは狭いので、本当に土がよく、
環境がよく、手入れが良くないとおいしい野菜は育てられないかな、と思っています。

その点、畑でしっかりと土をつくり、草が強くなりすぎないように放置して、
コンパニオンプランツを組み合わせれば何とかなるかな~と気楽に構えています。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

> 初めまして。私も庭で有機栽培しています。ほとんどプランターですけれども。
> リンクを貼らせていただきました。
> どうぞよろしくおねがいいたします。
>
> コーヒー滓、私もコンポストに入れてます。
[ 2012/02/08 20:36 ] [ 編集 ]
No title
こんにちは
コーヒー豆の出涸らしで、キノコ栽培なんてのもあります。
私は昨年は、スーパーやコンビニで買って来たエリンギの下の方、石づきというのかな?をコーヒー粕をためた袋に入れ、栽培し、収穫は出来ませんでしたが、コーヒー粕が菌で真っ白になりました。
プランターの土にそれを入れ、はつか大根やニンジンは普通に育ちました。マリーゴールドも咲きました。
畑の土に混ぜた時、どんな結果になるかは、分かりません。
が、キノコ菌床材の廃材は、炭素循環農法ではよく使われていますので、多分、条件が整えば、多分、、、多分です。^^ゞ
[ 2012/02/09 16:14 ] [ 編集 ]
コーヒーは
ホットキャロットさん

コーヒーかすは土というより木っぽいですからね。
確かに、キノコに合いそうです。
カブトムシやクワガタの幼虫を入れたら残酷かもしれませんが、
ちゃんと食べてくれたら良い堆肥になりそうです。
[ 2012/02/09 20:18 ] [ 編集 ]
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[ 2012/06/19 19:23 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
macさん

> > 白い菌糸が大量に発生して、熱のせいかウネウネ体をくねらすように動いていた
> 動いているなら線虫かと思いますが

 虫ではなく、菌糸が発酵熱でゆらいでいたような感じでした。
 いずれにしても、見た目はかなり気持ち悪かったですよ。
[ 2012/06/19 21:18 ] [ 編集 ]
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