ゼロからの60坪自然菜園

教本は竹内孝功さんの「これならできる!自然菜園」。無化学農薬、無化成肥料、不耕起、草生栽培で、海や山の自然の恵みを畑に持ち込む自然菜園です。

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☆まとめ ネキリムシ対策いろいろ

ネキリムシ対策を整理したメモ。

まずは生態です。

ネキリムシ。カブラヤガやアブラヤガ、タマナヤガの幼虫で、特に老齢幼虫の被害は地際から折られて致命傷になる、にっくき害虫です。コガネムシの幼虫やエンマコオロギの成虫もネキリムシと呼ぶこともあるようですね。(この記事では含めていません。)

ニンジンだって、折られなくてもボロボロにされるんですね。 これではネカジリムシです。
0202-ニンジン被害 

雪が続きます。暖かいお茶でも飲みながら、ネキリムシから野菜を守る対策について調べてみました。 
発生時期
グラフは鳥取県のHPからお借りします。
忘れっぽい私は、4,6,8月末頃に対策を施せば良いと覚えておきます。
0202-ネキリムシ発生 


ネキリムシについても論文を調べてみました。
cinii_articles_ci_home_j.gif

「ネキリムシ」だけではなく「カブラヤガ」など正式名称で探します。

終令幼虫が土に潜る深さ
横井進二・辻英明(1978).タマナヤガ終令幼虫の潜土行動に対するいくつかの要因の影響 日本応用動物昆虫学会誌 22(2), 102-107というものがありました。
・ほとんどの場合は深さ5cm以内に潜り、東部を上に向けるので頭部は3cm以内にある。ただし、蛹になるときは5cmより深い場所に潜る。→そんなに深く掘る必要はないようです。
・土が湿っているほど深い位置に潜る。土が乾燥しているなど硬い土だと潜れない。蛹になるときも地表部で蛹化する個体もいた。
・終令幼虫には排他的な性質があり、3頭を飼育すると実験容器外に逃亡する個体が多くみられた。 →1頭見つければ、その近くを集中的に探すのは効率的ではないようです。
・土から出て来る行動には個体差がはげしく、暗くなってすぐに、そろって出て来るものでもない。一方、明るくなると、大部分の個体はすぐに地中に隠れる。

ネキリムシとヨトウムシの違いが良く分からなかったので調べたところ、OK Waveに詳しく回答がありました。


さて、対策についてです。無農薬での対策は色々あるようです。

物理的防護
ネキリムシが苗にたどりつけないように物理的に防護します。
トイレットペーパーの芯を3等分に輪切りしたり、牛乳パックを5cmの輪切りにしたり、ハガキなど硬い紙で根元を囲みます。変わったところでは、アルミホイルで根元を包むという、私にとって衝撃的な方法もありました。誤ってアルミホイルを噛んだネキリムシには同情します。500mlのペットボトルも輪切りにして使えそうです。
私はトイレットペーパーの芯を多用しています。後で回収しなくても大丈夫そうだからです。

この方法で悩むのは、これらの防護材をどの程度土に埋めれば良いかです。土の上に置く程度で良いのか、1cm程度埋めたら良いのか、あまり埋めると根を切ったり根の生育を阻害する…と。
また、防護材の高さも気になります。

これは、楽しそうな実験課題です。 

忌避剤
ヨトウムシが嫌がるものを苗周辺にまきます。
卵のカラを砕いたものやトウガラシを使うようです。クリのトゲでも良さそうに思えます。
ですが、これらは労力に比較して、効果が確実ではないようです。 

おとり
JAや普及センターなどの一般的な防除法では、「出来るだけ草を生やさないようにして農薬」とありますが、私は無農薬でやっています。畑に野菜しかなければ害虫の被害は100%野菜の被害。そこで、草を生やして被害を拡散させます。もっとも、草に期待するのは被害拡散が主ではなく多様な生態系を作ることが主です。

病原菌 
ネキリムシにも、ヨトウムシと同様ウイルス感染があって、有効な防除方法のようです。カブラヤガの病気はタマナヤガにはあまり効かず、シロモンヤガには全く効かず、効果がある場合もネキリムシの成長に伴い効果が落ちるという論文がありました。


以上のとおり、家庭菜園では、物理的防護が最も費用対効果が良さそうです。
以下のブログを参考も参考にさせていただいています。
▽「週末ファーマーによる自然農の野菜栽培」さん
さて、防護方法について幾つかの疑問があるので、実験しないわけには行きません。
ヨトウムシを飼育されている方はいましたが、ネキリムシを飼育されてブログに掲載されている学究の徒の方もいました。
▽「耕時魔多し」さんです。 
私はとりあえず、実験計画を立てます。

防護壁の高さ 
ネキリムシがどの程度の高さの壁を超えることができるかです。
トイレットペーパーの芯を使う場合、あまり高くすると根元に光が当たらず、雨の後で過湿状態だと病気の原因になるかもしれません。
実験では、高さを変えた芯の中にネキリムシを入れて放置し、脱走できるか確認します。
ネキリムシが地中に潜れないように土は硬くします。万が一潜っても地中からは脱走できないように、深さ10cm程度まで埋めます。
0203-高さ実験 

と思いましたが、地面は土ではなくて、板でもプラスチックでも良かったです。

防護壁の埋め込み 
トイレットペーパーの芯をどの程度埋めれば、ネキリムシの進入を防ぐことができるかの実験です。
上の図とは反対に、埋め込む深さを変えます。
芯で野菜の苗を守り、ネキリムシを芯の外に放して放置します。
先ほどの実験と同じように芯の内側にネキリムシを入れないのは…うまく説明できません。どっちが良いのでしょうね~。


忌避剤の効果 
卵のカラやトウガラシをどの程度嫌がるかの観察実験です。
0203-忌避実験 

ネキリムシを飼育している容器に草と野菜を混ぜて植えたり、場合によっては畝の一角に壁を作ってネキリムシを放すなどの観察と実験をしたら楽しそうです。
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[ 2012/02/03 22:23 ] ├ 病気、虫、草 | TB(0) | CM(6)
農薬を使わない根きり虫対策
根きり虫対策大変参考にさせていただきました。トイレットペーパー芯等の実験も興味深く拝読しましたが、表示部分が途切れて最後まで実験例拝見出来ず。

アルミホイル使用も是非試してみたいと思っていますが、今一つ具体的な処置方法が分かりません。芋苗に巻いて(地中部分も少し含め)試せばいいのでしょうか?あれっ!?試されて無いんでしたか?スミマセン!

初心者が無謀にも極力無農薬で野菜作りしていますが、ジャガイモ、サツマイモの若芽(苗?)の茎が切られて2割程の本数に被害が出ています。
[ 2014/05/30 21:14 ] [ 編集 ]
Re: 農薬を使わない根きり虫対策
 ミルキーさん

 コメントありがとうございます。

 アルミホイルは、多分、回収時に面倒だと思うのでやっていません。トイレットペーパーなら土に戻りますからね。
 アルミホイルで対策をするとしたら、おっしゃるとおり、茎に巻きつけて、裾は土に埋めるか、長くとって地表を覆うようにして、いずれにしても侵入を防ぐようにするんだと思います。

> 初心者が無謀にも極力無農薬で野菜作りしていますが、ジャガイモ、サツマイモの若芽(苗?)の茎が切られて2割程の本数に被害が出ています。

私もまた初心者の域を脱しないのですが、ある程度の被害が出ることを受け入れれば、また、無農薬向けの野菜を選定したら、無農薬はそれほど無謀ではないと思います。ジャガイモもサツマイモも、無農薬向けだと思いますが、2割も切られんですね。こちらではそのようなことはなく、環境の違いを学ばせていただきました。
そんなにも被害が出るなら、私なら、サツマイモはトイレットペーパーの芯で対策します。
ジャガイモは、芽かきの手間が省けたこととして、何もしません。(笑)
[ 2014/05/31 06:00 ] [ 編集 ]
ネキリムシ
早速アドバイスありがとうございます。
サツマイモは50本中2,3本やられましたが、その後被害無く元気ですが、ジャガイモは酷くなるばかりで、被害のあったものは殆ど全ての茎が折られ、枯れ始めました。既に10cm程の丈になっていた為ロールペーパーの芯はサイズが小さく、牛乳パックで試しましたが、根を痛めてはと地中浅くしたのがいけないのか、成果はあまりはっきり見られない様です。そろそろ収穫時期でもあり、芋の数は1,2個ですが、収穫しようと思います。
他で畑をやっている方曰く「私のャガイモはこんな被害は無い。窒素肥料を2回もやるからではないか?」とのこと。無農薬栽培野菜の本に書かれた量の硫安を施したのがいけなかった?「土も芋ぎりぎり程度にしかけすぎがいけない。ネキリムシなんて考えられない。地際の茎を切るなんて聞いたこと無い。土の盛りすぎと窒素肥料のやりすぎ」と言われ、戸惑っています。
[ 2014/06/11 13:23 ] [ 編集 ]
Re: ネキリムシ
 ミルキーさん

 こんばんは。
 ジャガイモがそこまでひどい被害というのは、もとより経験が少ない私ですが、聞いたことはありません。
 ジャガイモに限らず、ネキリムシ大発生というのはなく、全く思い当たりません。

 本題とはずれるのですが、ジャガイモに土をぎりぎり程度というのはリスクがあるように思えます。
 品種によってはお行儀が悪く、茎から離れたところにイモがつきやすいものもあって、このような品種で土が少ないと、見事に顔を出して緑化イモになります。
 それ込みでギリギリの判断が出来れば、ですね。
[ 2014/06/14 00:13 ] [ 編集 ]
被害に遭ったジャガイモ
ジャガイモに付きましては、多くのアドバイス本当にありがとうございます。
その後起きた不思議な現象を報告させて頂きますが、今までの経緯を先ず‥。
3月15日種芋植え付け。事情があり一回目の追肥が5月3日に遅れ、二回目の追肥は5月16日と早め。
5月20日頃から葉の縁が黒っぽくなり、その内その部分が枯れ始める。同時にネキリムシ被害。30匹以上捕殺。ダブルの被害で日増しに茎葉が少なくなって萎縮し枯れるものも続出。
一緒に畑をやっている家庭菜園経験者さんの助言により土のかけすぎとのことで、土を取り払う。収穫時期になった頃にはまるで芽欠き頃のボリュームで頼りなく枯れそうな姿。とは言え、よく見ると、残った茎から芽が出始めている。そのままにしておくと、どんどん伸び始める。その後ネキリムシの害も無い模様。どうせ収穫は殆ど見込めないので、放置したままで半月前後(但し、そっと土をかける)。
すると、今朝とうとう花が咲き始めました。今頃になって復活したようで葉茎もどんどん延びています。3月中旬に種芋を植えたのですが、今頃花が咲き、この分ですと7月末から8月が収穫時期?になりそうな模様です。とても不思議な出来事ですが、元気を取り戻してくれて、頑張ったジャガイモに感謝です。
又、いろいろアドバイス頂いたことにも感謝しています。再度お礼申します。ミルキー
[ 2014/07/17 20:19 ] [ 編集 ]
Re: 被害に遭ったジャガイモ
 ミルキーさん

 不思議なジャガイモですね。

 ネキリムシについては、ひょっとしたら明かりとか臭いとか、何か原因があって、大量産卵場になっているのかもしれませんが、よく分かりません。
 
 これから暑くなるので、冷涼地を好むジャガイモにとっては厳しく、思うように肥大してくれないかもしれませんね。でも、ここまで頑張ってくれたのなら、もう少し頑張ってと思いたくなります。

[ 2014/07/19 01:37 ] [ 編集 ]
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