ゼロからの60坪自然菜園

教本は竹内孝功さんの「これならできる!自然菜園」。無化学農薬、無化成肥料、不耕起、草生栽培で、海や山の自然の恵みを畑に持ち込む自然菜園です。

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☆まとめ 海藻を畑で利用する

海藻は、日本だけではなく世界各地で畑で利用されているようです。
海藻を畑で利用することについてまとめました。

NHKの番組 フェイスより

NHKの地方番組フェイス。「瀬戸内海の底力~島に息づく暮らし 再発見の旅~」では、畑で海藻を肥料として利用することを中心とした番組構成だったので、内容まとめました。
藻を畑でどのように使っていたか
(Aさん)
牛フン堆肥の山のように、藻を山のように積んでいた。藻は乾燥してパリパリになっていた。
この藻を、生育中の野菜と野菜の間に入れて、耕してすき込んでいた。
(Bさん)
藻塩を作った後のホンダワラをもらい、ミカンの木にマルチしていた。
(Cさん)
秋に千切れて浜に流れ着いたアマモを拾って、波の届かないところに数日間放置して乾かせて持ち帰る。
雨にさらして潮を抜く加減は作物によって変える。アマモを使わない作物もある。
ネギ、キャベツ、ブロッコリー栽培では特に良い。ハクサイは塩分を嫌うので少なくする。
乾いた海藻をビニールマルチのように生育中の野菜をマルチして、その上に少し土をかけていた。アマモにはカリ分が多い。
このような知恵を代々引き継いできた。
(Dさん)
サツマイモ畑に藻を入れていた。

※いずれも海藻で地面は見えなくなるくらいの厚さだった。生育中の野菜の株元を覆っても良いらしい。
 

藻の効果
(Aさん)
すぐには効果は分からないが、2~3年で土がフワフワになる。畑の宝だ。
(Bさん)
土が肥える。ミカンの皮の色が濃くなる。昔の味に戻りつつある。ホンダワラを敷いた土には、ミカンが新しい根を伸ばしていた。
若いころは海藻を使っていたが、安くて便利な化学肥料を使うようになって土が痩せ、ミカンの味が変わった。
(Dさん)
スーパーで購入したサツマイモが食べられなくなるくらい、海藻を肥料としたサツマイモは美味しい。

昔の状況
藻を採取できる解禁日を設けていた。このように、人々は争って藻を取っていた。
明治19年に作成された「海藻慣行届」には、藻場の場所、規模、藻の利用形態等と採取権が細かく記載されていた。
江戸時代から明治時代の、瀬戸内の島々の急激な人口増加は山間部ではなく沿岸部で生じており、これらの食糧を肥料としての藻が支えたという説もある。

論文「農業における塩の利用―美味しい野菜づくり」より

論文はこちら
耐塩性が強い作物
アスパラガス、サトウダイコン、ブロッコリー、ワタ、オオムギ、トマト、キャベツ、ホウレンソウ
耐塩性が弱い作物
トウモロコシ、エンドウ、インゲン、ダイコン、キュウリ、タマネギ、ニンジン

日本の有機農法(築波書房)より

物理性改善効果
海藻は、細胞をくっつける成分としてアルギン酸(粘質多糖類)を多く含んでいる。アルギン酸は土の中ではアゾトバクターなどの細菌がつくりだして団粒構造に役だっている。海藻を堆肥やボカシ材料として利用すると、土の物理性改善の効果が高くなる

百姓伝記

・潮の干満のある入江に生える海藻の類は土地をふくよかにする。夏の土用のうちに採って、よく干してから積み重ね腐るのを待つ。これを畑作物の肥料にする。
・海藻の類にも色々あるが、幅が広く長く育って、6月ないし7月に実の成るものがある。採って干すと白くなる。この海藻は腐って土と混ざり合うのが早い。麦畑の元肥にしても、また日照時間が長くなるにしたがってサトイモ畑の肥料としてもよく効くものである。湿気のある土地には決して使わないこと。

ホンダワラの成分

私がもっとも採取するのはホンダワラです。この成分について海藻(ホンダワラ)の食用利用に関する一考察から引用します。なお、論文では熱乾燥と凍結乾燥の成分が掲載されていましたが、熱乾燥の成分を転記します。
熱乾燥させたホンダワラ中の無機物(mg/100g)
Mg 2200mg,K 1400mg,Ca 1300mg,Na 670mg,P 150mg,Fe 9.5mg,Zn 2.3mg,Mn 1mg,Cu 0.2mg,食物繊維 52.7%。

私の活用

潮を抜くか、抜かないか
塩分に強いかどうか
各地での海藻の使い方を調べると、雨にさらしたり洗って塩分を抜いてから畑に入れる方法と、そのまま入れる方法がある。海水を畑に入れる農法もあるくらいなので、そのままでも問題はない野菜もあると思う。一方、塩分に弱い野菜もあるみたい。
海藻を洗う場合も、洗った水を、塩分で元気になるというムギの畝にまくなど、無駄がないようにしたい。
なお、ナトリウム成分は団粒構造を壊すので、雨ざらしにして塩分を抜いてから畑に入れる地域もあるよう。
海藻を置く場所
採取した藻の潮を抜くために雨にさらす場所を確保する必要がある。ただ積み重ねるとカビが来る可能性があるので、広げて干すことができるようにしたい。と思ったが、塩分が十分ある場合はカビることはないだろう。
乾燥した海藻を雨に当たらない場所に置くという方法もあるみたい。
これは、何が正解というものではなく、塩分を抜くか抜かないか、目的によって違うと解釈する。
特別な海藻置き場をつくるのではなく、例えばトマトやムギなど塩分に強いと言われる野菜の畝に海藻を放置し、ある程度塩分が抜けたら=役に立つ成分が畝に流れたら、塩分に弱い野菜の畝に持っていくという方法もある。
匂い対策
昨年も少し海藻を持ち帰ったが、道路に海のニオイが漂っていた。暖かくなる前に海藻をすき込むか、出来るだけ道路から離れた畝で使いたい。
古老?からの助言
自然栽培的な畑を見た70歳くらいと思われるお年寄りから「海藻はいいぞ」と言われた。「小さく切って、乾燥させて畑に入れるんだ」と。

その他参考リンク

アミノ酸やホルモンを多く含んだ、微生物を増やす「海藻肥料」
海藻農法普及協議会
海藻を肥料として使う農業について
園芸情報サイト インフォグリーン
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[ 2016/04/21 16:59 ] [ 編集 ]
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