ゼロからの60坪自然菜園

教本は竹内孝功さんの「これならできる!自然菜園」。無化学農薬、無化成肥料、不耕起、草生栽培で、海や山の自然の恵みを畑に持ち込む自然菜園です。

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雑木林や竹林の落ち葉の下にあるハンペンを集めて土づくり

雑木林や竹林で落ち葉の下で見つけることができる白い塊、いわゆるハンペンはこうじ菌の塊。繁殖のスタートダッシュに劣るこうじ菌は、気温が高い時は雑菌の繁殖に負けるため、寒くて雑菌が活動できない冬が得意だそうです。こうじを利用した酒づくりが真冬ということからも分かりやすいです。この季節、私はハンペンを使った土づくりに取り組んでいます。


農薬や肥料を使わない栽培方法では、土の状態が最も重要だと思います。化学肥料の毒が抜け、有用微生物が多く棲み、団粒化して、出来上がった土ではトマトやナスですら連作可能。同じ畝でトマトやナスの自家採種をして、タネは土に馴染み、土もその植物の生育が得意になる-現状は、そんな状態には程遠く、とにかく土の状態を良くしないと目指すべき農法が実行できません。


腐葉土やボカシづくりでハンペンを入れる方法は知っていますが、直接、畝にハンペンをまきました。この方法、どうなんでしょうね?


さて、自然農法には「畑の外から持ち込まない。畑の外に持ち出さない」という立場があるので、これで自然農法か?という疑問はありますが、自然の恵みを利用した広義の自然農法と言えるかもしれません。




作業手順です。
まず、畝を覆っている落ち葉をどけて、レーキで土を均します。
120116-01.jpg

次に米糠をまんべんなく薄くふりかけ、ハンペンやハンペンになりかけの葉っぱなどを乗せます。米糠を厚くすると、たいていカビて塊で残り、腐敗しそうなので薄くしています。


120116-02.jpg

均した後で再度米糠を薄くふりかけ、ハンペンに直射日光があたらないように落ち葉を薄く乗せます。
120116-03.jpg

そして、ワラ、ツル、枝などを乗せて、葉っぱが風で飛ばないようにします。


120116-04.jpg

雑木林で採種した分厚いハンペンを敷きつめました畝もあります。大部分は、竹林で採種したハンペン交じりの竹の落ち葉です。




ハンペンの採集についてです。


竹林では分厚いハンペンはほとんど採れません。薄い菌の層が多く、落ち葉と菌を一緒に集めるような感じです。その代わり、踏んで柔らかい場所なら、だいたいハンペンを見付けられます。


一方、雑木林のハンペンはなかなか見つかりませんが、厚い層が広範囲に発達していることが多いようです。120116-07.jpg


柔らかさの違いで、落ち葉が多いかハンペンが多いか、何となく分かるようになってきました。落ち葉の層を踏むとマットを踏んだようにフカフカです。一方、ハンペンですが、発達したハンペンは、熊手で引っ掻いても剥がれない硬さがあり、踏むと柔らかさの中に抵抗というか、固いバネを踏んだような硬さを感じます。落ち葉もハンペンもない場所はとても硬いです。


歩いていて、「フカ、フカ、フカ、トン」と来たら期待大です。ただし、全てがそうとは限りません。落ち葉のような柔らかさの場所にハンペンがあることもありますし、固い場所の落ち葉をどかすと、薄いハンペンがあることもあります。


「ハンペン+草シート」とも呼べるような、ハンペンと落ち葉が一体化して厚さ5cm程度のシート状態になったものも採れました。120116-05.jpg
このような場所は稀でしたが、見付けたときは夢中になりまし、シートごと畝に置けて楽しいです。


ハンペンは、採りつくさないように配慮しています。


ハンペンのある場所に炊いたご飯を置いて、菌を収集する方法もあるそうです。

なお、この方法がどのような結果を招くかは全く分かりません。良い土が出来た代償は、害虫の越冬場所の提供かもしれません。




冬の間の土づくりに関することですが、現代農業2010年1月号によると、冬の間に米糠をまいてケカビを繁殖させた畑ではジャガイモのそうか病が減り、4年目で、ほとんど発症しなかったそうです。ただしこの畑はビートの残渣を残していて、ケカビが繁殖しやすい環境だった様子。現在、ジャガイモ用の畝まで手が回っていませんが、比較的糖分が多いソルゴーの残渣で代用できるかもしれません。
春にどのような状態になっているかが楽しみです。




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