初めての陸稲栽培でした。
結果は全滅でしたが、来年に向けて整理します。
陸稲の播種
きっかけは、緑肥の引き出しを増やすため、あと、稲作をしたことがないので好奇心で陸稲を栽培することにしました。
畝はD-10。私が借りている畑の端っこです。土は肥えているのかどうなのか、正直、よく分かりません。色は黒く、けっこう柔らかいのですが、昨年、サツマイモはあまり収穫できませんでした。
4月26日播種
初めて栽培する場合、一気に種を播くと全滅するおそれがありますので、様々な条件で栽培することにしています。
とりあえず、4月26日に播種します。
①野口種苗さんで購入した種です。栽培方法等については何も記載されていません。
②条間30cmで条播きします。畝幅は90㎝です。
③覆土して、柔らかな草でマルチ後、三角ホーで押さえて鎮圧。マルチが風で飛ばないようカヤを乗せます。
④なお、陸稲を播いた場所以外には赤クローバーを播いています。草対策と土を肥やすためでです。
今回、畝の側面にはオーチャードグラスとクリムソンクローバーを混播しました。早め早めに刈り取って草マルチ資材にする予定です。
5月6日播種
少し間が開きましたが、5月6日にも播種し、草で覆います。
その後
その後ですが…ほとんど発芽しませんでした。鳥に食べられた可能性があります。わずかに生えてきたものも、その後、消えました。誤って刈ったのかもしれません。
その後、諦めてサツマイモを植えました。
反省と展望
楽だからといって、乱暴な直播はダメですね。直播するなら事前処理をして、降雨の前に。何よりも鳥対策をきちんとすること、です。
育苗だと間違いないんでしょうが、手間です。が、保険として直販と育苗のセットでやるべきと考えました。
株式会社のうけんさんの
のうけん日記を参考にさせていただいて、来年、取り組んでみようと思います。
目的
この時点(2013年11月)で、ちゃんと用途に応じた目的が出来ました。
秋野菜を定植したとき、裸地にしないよう有機物資材が欲しいのです。できればC/N比が高いもの。
夏の緑肥としてはソルゴーやクロタラリアがあります。
ソルゴーは種が安く、粗大有機物が確保できますが、刈ったものが大きすぎて苗と苗の間に敷くには不向き。丁寧に作業しないと葉っぱが引っかかって、せっかく定植した野菜を折ったり抜きかねません。
クロタラリアは種が高価。自家採種はあまりできませんでしたので、継続的に使うにはちょっと…。
その点、陸稲なら自家採種も容易そうだしワラなのでC/N比が高く、かつ扱いが容易です。モミガラとセットで利用して、育土に役だってくれそうです。
冬は麦、夏は陸稲で、ほぼ年中ワラを確保。来年からはこんなサイクルを作りたいと、今の時点では思っています。
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久しぶりのブログ再開ですね。
私も今年 陸稲を初めて栽培しました。
詳しい資料がない中、一畝 直蒔きで 一束ほどの収穫になりました。
JAで買った種もみは全部発芽しましたが、 その後の日照時間が悪影響しました。 来年の種もみを買うのに野口さんとメールのやりとりをしましたが、塩水選などの必要は特にないとおっしゃってました。